普段着物を着る機会が無い方にとって、いつ着物を着たらいいのか悩むこともあるでしょう。
結論から言うと、着物はいつでも着ることができるのですが、パッと思いつくのは七五三やお宮参り。
そして結婚式への出席や卒業式・卒園式ですよね。
実際に私が出張依頼をいただく上位3つは以下の通りです。
出張着付けのご依頼ランキング
- 1位:七五三・お宮参り
- 2位:結婚式出席
- 3位:卒業式・卒園式
ここではそれだけではなく着物を着てお出かけするタイミングや場所についてご案内します。
着物を着る機会は意外とたくさんある
着物を着る機会は意外とたくさんあります。
では実際にどのようなシチュエーションで着物を着ることがあるのか確認していきましょう。

着物はいつ着るの?①・お子様の七五三のお参り
出張着付けの依頼の中でも、ダントツで多いのが七五三です。
七五三のお祝いでは親子で揃ってお着物を着ることができるチャンスです。
お子様にとっては初めてのお着物になることも多いはず。
親子でお着物を着ることで、不安な気持ちが少なくなり、着物を着ることの嬉しさが大きくなるでしょう。
揃ってお着物を着てお参りをして、記念写真を撮って。たくさんの笑顔を残しておけるいい機会になるのではないでしょうか。
七五三のお参りに関してはこちらの記事でさらに詳しく紹介されています。
【自宅でOK】七五三のお参り。出張着付けのメリット・デメリット≫


着物はいつ着るの?②・結婚式や成人式のお祝いの席
着物を着る機会でまず思い出されるのが結婚式や成人式のお祝いの席。
艶やかな和服姿はとても場を華やかにすることでしょう。
滅多に着物を着る機会が無い方も思い切って着物を着る大チャンスです。
ご自身の結婚式ではもちろん、参列する時に着ていくとパッと会場が華やかになり、喜ばれること間違い無し。

着物はいつ着るの?③・お子様の入学式や卒業式の式典
お子様の入園式、入学式、卒園式、卒業式などの節目の式典にも着物はとてもよく合います。
お子様の晴れ姿に華を添えることができるでしょう。
また、入園式、入学式、卒園式、卒業式などの節目の式典では写真をとる機会が多いと思いますので、お子様の成長を振り返った時のいい思い出になること間違いなしです。
このようなときは、お子様の成長と門出を祝う行事であります。主役はお子様なので、あまり派手になりすぎないような着物選びをおすすめいたします。
落ち着いた訪問着や付下げ、色無地などを選ぶといいでしょう。帯は二重のお太鼓がよく似合うと思います。

着物はいつ着るの?④・お正月・初詣・新年のお祝い
華やかな着物姿がよく似合うタイミングという意味ではお正月はとてもいいのではないかと思います。
特に初詣などは、成人式と同じように他の方も着物を着ていることも多いため、自分だけ浮いてしまって恥ずかしい。といった気持ちになりにくいので挑戦するハードルがぐっと下がるのではないでしょうか。
最近は初詣での着物姿を目にする機会もめっきり減ってきましたが、それでも華やかな着物姿はとても目を惹くので新年のお祝いムードが高まりますね。
選ぶ着物の種類は訪問着、付け下げ、色無地、小紋、紬など特に決まりはないのでお好きな着物をお選びになるといいでしょう。
冬なので素材選びは慎重にしたほうがいいですね。季節に合わせた冬にふさわしい素材と仕立てであればお好みの着物でいいと思います。

着物はいつ着るの?⑤・観劇・歌舞伎・ミュージカルなどのお出かけ
お芝居や歌舞伎の観劇、好きなミュージカルや舞台にお出かけの際にもお着物はよく似合います。
歌舞伎などはTVでも着物のイメージがあるでしょうが、舞台や演劇、ミュージカルにお出かけの際にもおめしいただくことができるでしょう。
ご自身の楽しみのために着ていくのですから好きな着物でお出かけしていいと思います。
会場で同じような着物で来ている方がいれば参考にもなりますし、また楽しみも増えることでしょう。
選ぶ着物は訪問着、付け下げ、小紋、紬などがおすすめです。

着物はいつ着るの?⑥・街歩き・観光・お花見などの普段着代わり
近年、京都や鎌倉などの古都、また銀座や浅草などの観光地で着物で街歩きをしている姿をよく見かけるようになったと思いませんか?
古き良き都を散策するものいいですし、ご近所をふらっと歩くだけでも気分が変わります。
着物を着てお出かけすることでいつもと違った気分が味わえるでしょう。
また、お花見の時期にお着物を着るのもいいと思います。
近年人気の中目黒の目黒川などはお着物散歩にとてもおすすめのスポットです。
新しい自分に出会ってみてはいかがでしょうか。
訪問着や色無地、思い切ってアンティークの着物などがおすすめです。

着物はいつ着るの?⑦・お食事会、お茶会、女子会などのおめかし
気の合うお友達同士でのお食事、習い事のお茶会、気兼ねなく楽しめる女子会などにもお着物はおすすめです。
そのような場所に着ていくことで所作や振る舞い、マナーなどを自分でも特に気にすることになるため、女子力の向上にも繋がります。
いつも無意識に行っている動作が着物を着ていることによってさらに上品に映るでしょう。
着物を汚さないように心がけると自然と優雅でスマートな所作になります。
おしゃれ着としての着物を存分に楽しめる機会です。
訪問着、付け下げ、小紋、紬集まる場所やメンバーに合わせてお好きな着物をお選びいただいて問題ないでしょう。

着物はいつ着るの?⑧・同窓会などの気合が入る時
久しぶりに多くの方と顔を合わせる同窓会にも着物を着ていくといいかもしれません。
同窓会ではみなさん気合を入れてくるでしょうから着物が浮いてしまうことはないでしょう。
ひときわ周りからの目を惹きますので昔話が盛り上がること間違い無いはずです。
記念撮影を撮った際にも華やかに写りよい思い出になります。
ちょっとおしゃれな訪問着、付け下げ、小紋、紬などで個性を主張してもいいでしょう。

着物はいつ着るの?⑨・夏祭り・花火大会などの思い出づくり
夏の主役といえば浴衣です。
さらっと着こなす夏の浴衣は近年たくさんの種類がありますのでご自分の好きな着物を選ぶとよいでしょう。
夏祭りで男女が揃って着物を着て神社にいく姿などは傍から見ていてもとても素敵なものです。
夏は特に着物を見かける機会が多くなってきたような気がします。

着物離れと着物再ブーム
結論ですが、着物はいつ着ても良いのです。
着物離れが叫ばれる中、最近若者を中心に着物が再ブームになってきている印象を受けます。
ファッション誌などでリーズナブルな着物が取り上げられたり、新しいヘアアレンジをしたりして新たにブームが起こってきているのです。
新しい着こなし方ももちろん大いにありだとは思いますが、伝統的な着こなし方ももちろん大切だと思います。
多くの方が着物に興味を持ち、たくさん着物を着る機会が増えることはとても嬉しいことです。
着物を着ることで新しい自分に出会ってみてはいかがでしょうか。
▼詳しくは着物スタイリストmakiの着付けの価格をごらんください▼
